2012年7月20日金曜日

ちょいとエクスキューズ。

ただいまHP再構築中! 
作業途中でもアップロードしてるもんで、いささか妙なところもありますがご了承ください!

http://www.air-flyer.com

2012年7月17日火曜日

イヒャ〜、さすが中国製の電動アシスト自転車。
モーター内の磁石が全部剥がれて使いものにならず……
 しかし、アタシはあきらめません。
剥がれた磁石を全部ひろって、前よりも頑丈に固定してやりました!
で、モーターはバッチリ直ったわけですが、
テスト走行しようと思ったら、今度は固定していたシャフトのネジが……
中国製のネジは、ほんと、鉛みたいに柔らかい。
よって、アタシが閉めすぎたため、ネジがバカになっちゃって、
通電と共にタイヤじゃなくて、シャフトが回って万事休す。

そこそこカワイイ仕上がりだったので、
密かに一人でニンマリしてましたが、
今はもう、
「もっとガッチリしたクルマを創ろう!」
ってな気分になっております。

ではでは……

ちょとテストぉ〜。

久しぶりに更新しています。でも、ちょっとテストしてるだけです。
新しいHPのアドレスは、http://www.air-flyer.com です。
このブログも連携させますんで、よろしくぅ〜!

2011年7月29日金曜日

自転車で引っ張れる「屋台」のトレーラーを開発中です!

ひょんなことから、「屋台」を作れないだろうか? ということになり、面白そうなので絵を描いてみることにした。

最初のプランがコチラ↓


で、この小さなAIR@FLYERを展開すると、こんな感じのお店が開ける↓


直角に開けば図のようになり、真っ直ぐ並べれば間口約2.8mの対面カウンターになります。

で、実際にテスト車の製作をするにあたっては、箱の中に組み込む道具類の寸法を具体的に考慮した結果、全長1370mm×幅450mm×高さ1060mm(片側1台の寸法です。セットすると幅は900mmになります)という大きさになりました。
また、角の丸みを付けることで、中の積載スペースに無駄がでるため、テスト車では角を丸めることをせずに製作してみました。


ちなみに、箱の中にはこのような棚を入れる予定ですので、飲食店はもとより、DJブースのような使い方も可能だと思います。


で、完成した試作車がコチラの写真↑

見た目はただの四角い箱なんですけど、意外と製作には苦労します。
フレームは鉄のLアングルを使って溶接で組み上げています。
パネルはアルミ複合板と内装用の化粧合板、テーブルは3cm厚の構造用合板です。
接合は主にアルミリベットで、強度が必要な箇所は6mm/8mmのボルトを使います。
こうすることでモノコック構造ってのになって、箱としての強度がグ〜ンと上がります。

タイヤ&ホイールは、錆びないアルミ製ホイールにチューブ式のタイヤです。もしかするとチューブレス式のムースタイヤの方が走行性能的にも適しているかもしれませんが、現状、誰でも手に入れ易いモノを採用しています。

で、箱を引っ張るためのアーム、トレーラー的には「連結棒」というのですが、ここの構造を決めるのにはかなり迷いました。
考え方はいろいろできるのですが、軽くて、フレキシビリティが高くて、安全性も高くってってところを留意すると……、で出来たのがコレ。
2本のロッドの両エンドにピロボールを付け、自転車と箱に装着されたステーにボルトで固定します。すると自転車側に固定された時点で△構造となるので、横方向には動かなくなります。
でも、いろんな自転車に適応させるためには、ある程度上下に動かないと困ります。なので、上下の動きに関しては、丁度いい高さを決めたら、2ミリのステンレスワイヤーで吊って固定する方式にしました。
画像では見え難いかもしれませんが、上下方向に細いヒモみたいなものが見えると思います。
ちなみにミュージカルのピーターパンで人を吊っているのも非常に細いワイヤーですから、どれくらい引張りに強いか想像できますよね。

車両の重量はまだ測ってないんですが、たぶん30kg前後だと思います。
で、自転車側は二人乗りできることを考えると、まぁ50kgくらいは許容するだろうことから、積める荷物の重量は、70kgほどに収めるのが順当ではないかと思います。
そして走行速度は、まぁ15キロ程度で我慢していただければと思います。

ちなみにすでに行なっているカラ荷での走行では、若干、ダッチロールのような症状が出易くなっていることが確認されています。
段差や轍を勢い良く乗り越えていくと、車体が揺れ始めてどんどん増幅します。
ちなみにこうなったとき、恐いのでスピードを緩めることがほとんどなのですが、そうすると前方向に働いていたチカラ(慣性力)が、逃げる場を横方向に求めます。するとさらに揺れは増幅し、最悪は転倒します。
このような場合、ダンピング(減衰力)能力の高い足回りがあれば、加速することで収束できることもあるのですが、減衰しない足回りの場合は、さらなるチカラの入力は危険となります。
今回のテスト走行で分かったのは、空気をパンパンに入れた4つのタイヤが、ギャップを越えることでボールのように跳ねて起こっている現象だということです。
なので、もしかしたらエアタイヤよりもムースタイヤの方が安全に走行できるかも知れないと思っています。ただし、エア圧と車重のバランス問題でもありますので、今後はそこをクリアさせる予定です。




さて、テスト車両によって実際の問題点を洗っている最中ではありますが、テスト車両の製作段階ですでに、市販モデルとしてのプランは大々的に変化しており、次のステップに進んでいます。上の画像↑

たぶん、おおかたはこういう方向で進みます。ベース素材は「FRP」もしくは「CFRP」です。
というのも、やはり車体をもっと軽くし、また、個性的な姿にしたいからです(すでにスタックさせるために変更しなきゃだし……)。
もちろん量産メリットも出せるとは思いますが、そこは初期計画でのロットにもよるので、まだなんとも言えません。

でも追々、被災地の方々に寄付できるようにするためにも、AIR@FLER「屋台」企画、しっかりやって行きたいと思います!





2011年6月13日月曜日

以前、トレーラーがひっくり返ったことを書きましたが……

どうもです。
以前書いてほったらかしていた「トレーラーがなぜ、ひっくり返ったのか?」について、気晴らしに書いておきますね。

まず、どのようなトレーラーだったのか? それがコレ↓


6メートルの鋼材を運ぶために、このようなトレーラーを製作しました。
ベースは市販のボートトレーラーで、他社の製品です。
で、なぜ、このようなカタチになったかというと、それは車両法が関係します。

ちなみにAIR@FLYERの問い合わせで「牽引免許は必要ですか?」とよく聞かれるのですが、
引っ張るクルマとトレーラーを足した全長が11メートル以下であれば、必要ないんですね。
ですから、クルマが6mのアメ車でも軽自動車のサイズは最大で3.4mですから、ほとんどの場合、AIR@FLYERを引っ張るのに牽引免許は、いらないってことになります。
ですが、6メートルの鋼材をトレーラーに積んで運ぶとなると、ちょっと問題があります。
そもそもトレーラー自体が3.4mしかありませんから、一番前まで使っても、鋼材の後端が2.6mも飛び出してしまうのです。
ま、車両法的には、車両全長の10%までは飛び出してもOKってことになってるんですが、たったの34cmでは、収まりませんよね。

そこで閃いたわけですよ「もっと前に載せればイイじゃん!」と……。
で、ちゃちゃいと作った鋼材運搬用ステーが、上の図のようなものなのです。
一応、坂道や段差を越えるときに屈折する角度を運搬ルートを想定した上で計算して、それで高さ等を割り出したんですがね……。

ま、横の図で見る限りは、それほど危険なものには見えないでしょ、今のところ……。
実際、AIR@FLYER2台分くらいの鋼材であれば、それほど問題はないんですけどね。
ところがあの日、やっちゃったワケです。

で、その原理はこんな感じ↓


興味の無い人には、どうでもイイ話ではあるんですが、一応、説明しておきましょう。
上の図における、ミドリとピンクで色分けされている棒が鋼材です。
色分けされたところが、ヒッチボールがある支点です。
側面図にある赤丸は、ミドリ部分とピンク部分の大まかな重心高です。
で、後面図で見れば分かる通り、そもそもピンク部だけでも重心が高いことが分かります。
実はこの時点で、車両法で定められている「安全傾斜角」は担保されていないと思います。
トレーラーそのものは、この「安全傾斜角」が規定値以上でなければ車検に通りませんから大丈夫なんですが、積載のために製作したステーによって、この車両における定義が壊れています。
ただ、おそらくはピンク部分だけが乗っているのであれば、よっぽどスピードを出していない限りは倒れないと思います。なんせ、200kgほどのジェットスキーを載せるものですから、見ためからしても重さからしても、たぶん大丈夫なのです。

なのにナゼ倒れたか?
それは下の上面図でわかります。

上のタイヤからヒッチボールに引かれた赤い線、これがポイントなんです。
左が進行方向だとすると、左に曲がろうとしたときは、ここが進行軸になるわけです。
極端に言えば、外側のタイヤとヒッチボールの2ヶ所で走ってるのと同じになります。
ですので、この赤線より下側の荷重が軸の内側の荷重で、ミドリ部分を含んだグレーのところが軸の外側の荷重ということになります。
そこで上面図のミドリ部分とピンク部分の長さを比較すると、ピンク部分の方が多いので、軸の内側の方が重たいので安定するように思えます。
ところが、側面図における赤玉の位置を確認すると、ミドリ部分の高さはピンク部分に対して、1.5倍ほどあることに気がつきます。
ということは、タイヤの接地点を支点とし、赤丸部分をそれぞれ力点として考えると、ミドリ部分の方が大きなチカラを入力することがわかります。そう、テコの原理です。
ですので、左に曲がることで右側にGが加わると、ミドリ部分がピンク部分より少なくても、テコの原理で動的アネルギーが大きく加わることが分かると思います。
ということは、ある速度域を越えれば、進行軸の外側に大きなエネルギーが加わるため、内輪を上げてひっくり返ることがイメージできますよね。

実際、静止状態では全く問題はなく、多少のカーブでも15キロくらいなら問題はなかったのですが、それで調子にのった私は、うっかり25キロくらいで交差点を曲がったわけです。
で、その瞬間、まるでスローモーションのようにひっくり返ったのであります。
その後はもちろん、3倍速で事態の収拾に動き回りましたけどね……。

ちなみにAIR@FLYERは、ホイールベースを短く設定しているので、転び難い設計になっています。でも、荷物は少なめで低く積むのが基本です……。

てなわけで、ではでは。

2011年6月6日月曜日

久しぶりにブログアップしてみる……。

Facebookなるものを始めたところ、どうもそっちの方が便利な感じがし、すっかりブログがおろそかになってしまっていた。
なので久しぶりに投稿してみることにしたが、久々に開いたサイトはなんだか死んだような静けさを感じる。7名という貴重な読者さんが、なんとも愛おしい気分にもなる。
実はそうこうしているうちに、カタマランなるニューモデルが完成しているので、こちらにも画像をアップしておくとする。



ちなみにカッコイイと言ってくれる方が、意外なほど沢山いるのだけれど、実際にオーダーの問い合わせがくるのは、ほとんどがBeShop号である。皆さん、小さなお店として活用したいそうだ。
もちろん、そうやってどんどん活用して頂きたいのだが、一人じゃなかなか生産が進まないので、カスタム部門を助っ人に頼むことにしている。
AIR@FLYER公式カスタムSHOPとして活躍してくれるのは、川口オートレース場の前でチョッパーを創ってるゼロエイトの武藤さん。


実は武藤さんが今、BeShop号を改造した「飲食店舗」モデルを製作してくれている。
既に車体そのものは組立車として登録完了してはいるのだけれど、飲食の移動販売車として使用するには、各自治体ごとで決められている保健所の審査が必要になるのです。
なので、今回の車両は先に貨物として登録し、調理器具やシンクなどは、荷物として搭載した上で保健所の審査をクリアさせることになります。
ただ、こういう方法をとると後で面倒くさくなるのが車検。道具はすべて荷物扱いなので、車検のときには全部降ろさなくてはいけません。なので武藤さんは、簡単に積み降ろしができるよう只今、創意工夫中ってわけなのであります。
ちなみに、道具のすべてを積みっぱなしにしたければ、これはキャンピング車として登録することになります。その場合はおおかた車両総重量を750キロ以内(牽引車にもよるのですが……)に仕上げるようにします。また、ドアやガラスの材質等も車両法に合わせて装着する必要があります。
ま、いずれにしても、意外とややこしいことが多いので、お問い合わせをいただいても歯切れよくお答えできないのが悩ましいところです……。
いずれにせよ、武藤さんの1号車が完成し次第、画像をアップしたいと思います。

それでは、また次回をお楽しみに!

P.S .Facebookの方が早く情報がアップされると思います……。AIR@FLYERで検索してやって下さい!
















2011年2月22日火曜日

鋼材運搬用のトレラーを横転させてみた……

どうもです。
いやぁ、今日はちょっと青かった……。
信号5回分ほど、一車線分をふさいでしまった。ご迷惑かけた方々、すみませんでした。
で、その理由は、トレーラーの横転なんです。

……なんて書いちゃうとかなりトレーラーのイメージが悪くなっちゃうので、説明しておきますけど、今回の横転は、まぁ起こるべくして起こった事故なんですね。
実は、ボート用のトレーラーを改造して、6mの鋼材を運べるようにしてたんですけど、ちょっと欲張って多めに積んだもんだから、やっぱりバランスを崩して横転してしまったってワケ。
ま、ギリギリのバランスとあり得ない積み方で引っ張ってたんですけど、思わぬところで運転ミスして転がしてしまったって感じでしょうか……。

実は、トレーラーを設計するときに、安全傾斜角度っていうのを計算して出すんですけど、法規的にもコレをクリアさせることが、一番キビシイっちゃキビシイところなんですね。
やっぱり、走っていて転がっちゃイカンってことを重視してあるワケなんですけど、今日の失敗でかなりリアルにどうなっちゃうか理解できました。


結局のところ、この安全傾斜角度ってのは、車重、重心位置、積載状態、ホイールベースなどの複合的な数値になるので、設計を終えて最終的に車重を計ってみるまでホントの数字が出せなくて大変なんです。
でも、車両法的にクリアできていれば、よっぽどのことがない限りヒックリかえりはしないようにもなっています。
大雑把に言うと、実はホイールベースが短くて、車重が重い方がヒックリかえり難いので、AIR@FLYERでは、そういう方向で設計しています。
おまけに、箱が付いてる場合は、積載位置が限定できるので理論上の安全の確保がし易いんです。
フレームだけのトレーラーは、それ単体であれば低重心なんですが、そこにどんなバランスのものを積むかによって大きく変わるので、これは積む人の安全センスがとても重要になります。

今日の横転パターンは、まさに積載センスなしのケース。
ま、ひっぱっていたボート用のトレーラーというのは、ボートのエンジンは後ろに載っているってこともあって、荷重がかかる車軸位置がかなり後方に設定されてるんですね。
なので、実は前方左右の高い位置に重量物を積んだ場合は、一気に危険度が増すんです。
ま、そのへんの理論は後日、HP→http://web.mac.com/clashking にて披露しますネ。

で、要するに今日は、それを知っていて、どれくらいまで大丈夫なんだろうと思いつつ、やっちゃった……。
ちなみに、静的バランスとしては、大丈夫な範疇だったのですが、交差点で曲がりながら減速しちゃったもんだから、慣性エネルギーがほとんど外側に向かい、そのために横転してしまったんですね。このとき、スグに気がついて加速し、前に進んでいれば免れたかもしれなかったんですが、ちょっと遅かった……。

で、ゴロンといった後、どうなるかと言うと、クルマとトレーラーの連結装置、すなわちカプラーってやつが、いとも簡単にパコ〜ンと外れてしまうんですね。意外なことに、これが壊れずに、たわんで外れちゃうんです。
次に、安全装置として付いているチェ―ン。これが切れる……と思いきや、切れる前に、クルマ側に引っ掛けてあるフックがビヨ〜ンと伸びて外れました。
さらに、鋼材約300kgを縛っていたタイダウン4本とベルト2本のウチ、一番応力がかかるところの1本が、バチ〜ンと切れましたね。あと、他のタイダウン全ては、ラチェット部分がひしゃげちゃって再起不能となりました。
いやぁ、こんなになっちゃうの、生まれて始めて見ましたネ。

とはいえ、ひっくり返ったトレーラーを回収しないことには、家に帰れないので、必死に起こそうと思いましたが、敵は総重量約400kg。タイヤは空を向いている状態。
これを一人でひっくり返そうと思いましたが、さすがにビクともしないですね。
なので、鋼材を縛ってるベルトを全て切って、荷物を下ろし、まずはトレーラーだけを起し、左に寄せてクルマに繋ぎ直し、その後に、残した鋼材約300kg を猛スピードで積み直すという方法でなんとか復帰できました。
ただ、鋼材1本がだいたい30kg近くあって、これを胸の高さよりも高いところに積むわけですから、もの凄いパワーが必要で、すげぇ疲れました。
きっと全身が緑色に変わっていたに違いない。それくらい、バカ力が出ました。

結局、横転してから再セット完了まで、約20分。
これは、かなりの好記録だと思います。

でも、ほんとコレで済んだのは、神様、ご先祖様のおかげ。
今後は、テストコースでちゃんとやろうと思います。
近所の広場ですけどね……